【書評】空飛ぶ円盤が墜落した町へ 佐藤健寿(補足)

 本書は一人旅をする場合での危険を回避する術(すべ)についても、有益な情報を与えてくれる。

 これは良い対処方法だと思ったのが、空港に到着してからのタクシーの利用法についてである。海外に行ってよく思うのが、必ずしも電車網が発達しているとは限らず、移動手段がバスか車に限定されることが多々あるなということ。私もタクシーとかの適正料金が判らず、ウーバーも使えないような国では、どれだけぼられるかしてたもんじゃないなという悩みでがあった。これらの困難に対する、著者の対処方法は以下となる。

 

 空港からタクシーは一人では危険なので、知り合いなどと相乗りすること。

 

 どうしても一人で行動しなければならない場合では、以下の行動を取る

  1. 行き先と具体的な金額を提示(ガイドブックや旅行会社に入って相場を確かめる)
  2. 誘拐が懸念される場合、タクシー運転手の前でナンバープレートをメモする
  3. 変な方向に進んだ場合、ホテルへ電話する(話すふりでもいい)

 

 自分は一人で旅行しているのではないと、相手に思わせるのが大事だというのがよく分かる。