【感想】誰とでも15分以上 会話がとぎれない! 話し方 そのまま話せる! お手本ルール50 野口敏

 会話が苦手で上記の本を参考に会話方法について学んだ。同じ著者の続編から学んでいきたい。著者である野口敏氏が大切にしている、誰とでも会話が楽しくできる人が心がけていることは何か?

「私の気持ち」をオープンにすること。

そのうえで、「あなたの気持ち」を尋ねること。

 としている。まずは自分の気持ちをオープンにすることが大事だ。自分の気持ちの伝え方、相手の気持ちの尋ね方のコツ、そのいろいろな方法が本書には散りばめられている。いろいろと引用し、会話力を身に着けたい。

【話しかけやすい人】

 会話が苦手な人は、同時に話しかけ難い人が多い。ふだんの自分がどのような顔をしているか、自分ではわからない。自分が感じる、しかめっ面のメンド臭そうな人と、実は自分が同じようなツラをしていることは、本人きが気付いてないだけで、多々ある。残念ながら、大人は誰もそのことを指摘してくれる事はない。

と話すのが苦手な方や人見知りの方に、まずオススメしたいのが「話しかけやすい人」を目指すこと。 会話は自分から話しかけてはじめるものとは限りません。世の中にはお話のうまい人もけっこういて、上手に話しかけて会話をはずませてくれるものです。こんな人の力を借りれば、いつだって会話を楽しめます。

 まずは話しかけられやすい人になるのが、簡単なような気がする。ではどのように振る舞うべきか?

そのために必要なのが、顔を上げて暮らすこと。口下手な方はふだんうつむきがちで表情に乏しく、反応もイマイチっていうケースが大半です。これにはいくらお話し好きな人でもお手上げ。話しかけるのをためらいます。

顔を上げてアイコンタクトを心がけるだけで、すぐに「今日は水曜日だから早く帰れるね」などと言葉をかけてもらえるようになります

 シンプルに顔を上げること。うつむいて道路を見ても、大金が落ちていることなんてないのだから(笑)

 話しかけられてからは、この本でいろいろと示されている、聞く方法を心がけよう。

【挨拶−話しかけやすい人】

 コミュニケーションが苦手のため、アイコンタクトも無く声も小さいという、悪循環。

 職場でも次のように心がけよう。

たとえば職場で挨拶をするとしたら、まずそこにいる人々の顔を見ながら声をかけます。たとえ相手がパソコンに目をやっていたとしても、あなたは相手を見てください。と同時に、「おはようございます」の言葉をゆっくりと発音してみましょう。できれば「おはようございますー」と語尾を伸ばしてください。すると、あなたは少しで も長くその場所にいることができます。これが大事なことで、そこにいる人々から話 しかけられるチャンスが広がるのです。 

 そううまくはいかないだろう。ただ、いろいろとチャレンジしてしくじっていかないと、コミュニケーションは始まらない。

 挨拶を心がけ、人から話しかけられるようになるったら、どうするか?著者は次のように述べている。

季節や天気に関する話題で会話がスタートしたら、それにまつわる「私の話」をしてみよう。

 共通の話題は無難な天気にしてみようか?そこに加えるべきは、自分のコトを付け加えること。難しい話ではなく、「暑くて、朝ゆっくり寝れていられない。」「窓を開けて寝ているので、蚊に刺されて困る。」と当たり前の日常を表現する。あくまでも、自分はあなたに対して心を開いていることを伝えることになる

【暮らしぶりに付け足す】

 共通の話題として季節や天気から、自分の日常を簡単に話し、相手に心を開いていることを伝えるようにするようのべられていた。

 ここでは、その日常、暮らしぶりに付け足す秘訣、3大テーマ、「食べる」「着る」「お金」についてを述べたい。。

 例えば「暑いですね」、「寒いですね」、と話しかけられたら、3大テーマで話しを弾ませられるように、いろいろと切り替えせるようにしたい。

(食べるをテーマ)

「(暑いねと言われ)本当に!暑くても食欲が落ちないから太っちゃうよ!」

「(寒いねと言われ)本当に。そろそろ鍋物が恋しいですよ」

(着るをテーマ)

「(暑いねと言われ)家から駅まで歩くだけで、シャツがビショビショだよ。」

「(寒いねと言われ)本当に。今日も寒くてさすがにコートを着てきたよ」

(お金をテーマ)

「(暑いねと言われ)クーラーをつけっぱなしにしたから、電気代が1万円を超えたよ。一人暮らしなのに。」

「(寒いねと言われ)これから忘年会だ、クリスマスだ、正月だって、お金のかかることばかり続きますね。嫌になっちゃいます」

 ネタを仕込んだり、オチをつける必要はない。簡単な日常から、少し膨らませて会話をしよう。

【ちゃんと反応する】

 話しかけて貰えようものなら、ぜひとも感情豊かに反応しよう。実際問題、これが苦手な人が多いと思うりわざとらしくなるから、嫌だとあ(自分もそう)。著者は次のように述べる。

実は話し相手にとって、話題がない人より、反応の悪い人と話すほうが疲れる し、話しづらいものなのです。

(中略)相手が演技をしているとわかっていても、表情のない反応だと話すことが消えうせ、嬉しい反応だと、話したいことがイメージとなって次々に浮かんでくる。このことは自分が話し手のときに誰もが体験していることですが、自分が開き手に まわると忘れてしまう方が多いようです。これからたくさんのお手本をご紹介しますが、会話をするときは相手の言葉にしっから反応することをお忘れなく。

 演技でいいから、役者を続けよう。ウソクサイとか何とか、自分の頭の中にいる悪魔の言葉に耳を傾けていても、現状を維持するだけで何も変わらない。

(続く)