【感想(続き)】ヨシダナギの拾われる力 ヨシダナギ
https://trikiken.hatenablog.com/entry/2019/07/26/122707
ヨシダナギ氏の著書「ヨシダナギの拾われる力」について、引き続き感想を書きたい。
彼女はTV番組「クレイジージャーニー」なる番組に出演し有名となったが、実はその番組で披露した、少数民族の写真を撮る手法は、同行取材が入る前のたった一度しか撮れたことがなかったらしい。要は、ぶっつけ本番のイチかバチかの賭け。
失うものがない強みもあるが、この精神は多くの人にとっても見習うべきであろう。
もともと「ココだけは他人よりも長けているだろう」と思われている部分については、絶対に弱いところは見せられない。むしろ、見せたくない。なぜなら、人より優れている部分が限られているからだ。(中略)せめてそこで見栄を張らないと、私はただの、ダメな人になってしまう。全般的にはダメダメだが、ごく一部のものすごくマニアックな部分が特化しているおかげで、なんとか人として認めてもらえているのが、今の私だ。それなのに、その狭いフィールドですら勝負できなくなってしまったら、スタートラインに立つ前に失格宣告を受けたも同然である……。そういう自覚が、私にはある。
自分にできることは限られているからこそ、意地を張るべきところはとことん張っていないとダメだと思っている。
ただのハッタリだけではなく、自分の中にある強みを、意地を張って、見栄を張って、それでやっとスタートラインにたてている。
自分の強みに特化し、出来ないことは出来ないと割り切る潔さがある。
そして何りよりも、トライすること、失敗への割り切りも強い。
自分でも「失敗するだろうな」 と思っていることは結構ある。それと同時に、「どう失敗するのだろう?」とも思っている。(中略)だが結局は「失敗しても大したことはい」という思いが根底にあるから、やるだけやってる。
失敗を恐れて、何か新しいことにトライすることを恐れている人も多いであろう。彼女の言う、「どう失敗するのだろう?」という考えを念頭に、新しいことにトライして見るのもいいと思う。