【感想(ボイトレ習慣術)】人に好かれる「声のマナー」41のルールとタブー1秒で人をその気にさせる声の出し方 白石謙ニ


【感想(ボイス・トレーニング)】言葉と声の磨き方 白石謙二 - 鳥木ケンのブログ 〜金融系が多め - 鳥木ケンのブログ 〜金融系が多め

    ボイストレーニングの方法について、ブログに書かせていただいた。同じ著者の別の書籍から、もう少しだけ役に立ちそうな箇所をかいつまんでいきたい。ただし、個人的に気になった箇所(習慣術が主に多い)をピックアップしているので、まとまりに欠けているが。

【ふだんの呼吸から腹式呼吸に変える】
    腹式呼吸をふだんから行い、リラックスした状態で腹式呼吸法をできるようにしたい。腹式呼吸のはじめは、息を吐くことから。それも吐ききること。お腹をへこませてから、自然にお腹を戻すこと(息を吸おうとしない)。このエクササイズは内臓が正しい位置に移動するので、各内臓が刺激され、代謝が上がるので、ちょっとしたダイエットになる。

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【あくび型腹式呼吸レーニング】

   あくびは身体のリラックスになり、自然と腹式呼吸の練習にもなる。このあくびと同時に行う腹式呼吸のトレーニングを朝起床して3回ほど行うことを推奨される。

   あくびをするとき、表情筋を意識して動かすようにしよう。

  1.  立ち上がり、足を肩幅に開く
  2. 背筋を伸ばす。頭のてっぺんが、上から紐でつり上げられているような意識で頸椎をまっすぐに伸ばす

  3. 肩をリラックスさせる

  4. 鼻・口・のどを大きく広げ、思いきって息を吸い込む

  5. 「ハァ~~~」と声を出しながら息をできるだけ長く吐く

【顔面ストレッチ】

   この顔面ストレッチは、顔の表情筋を鍛えるために行われる。声を出すとき、顔の筋肉をうまく使えなければ、発声に影響するのはイメージがつく。ふだんの生活で意識できるシーンとして、歯磨きがあげられているので、いかに引用する。

顔面ストレッチを毎日の生活に組み入れるための習慣は、「歯磨き」です。朝、歯を磨くときには、必要以上に大げさに口を開け、前後左右に口を開きながらするといいでしょう。奥歯を磨くときには思いっきり口を開け、歯の前面を磨くときには、歯を閉じながら口をできるだけ横長に「イーッ」といいながら開く。表情筋を鍛えるくらいの勢いで、思いっきり口を上下左右に広げながら歯を磨く。

そうすることで、顔面のストレッチができます。顔のストレッチによって、表情

がスムーズに変化しやすくなり、声の抜けがよくなります。

    別の顔面ストレッチとして、咀嚼(そしゃく)があげられている。食べ物を噛むとき、あごを大げさに動かすこと。アゴの可動域が広がり、表情が豊かになる。欠点としては、食べ方の見栄えが良くないので、人前では行ない難い。朝食のときに行うのがいいのかもしれない。

【早口】

    上記の習慣を行うだけでも、滑舌(かつぜつ)はよくなる。上記の習慣をある程度の期間行えたら、次の早口をやってみよう。この早口言葉は、口を前に突き出す動きと、横に広げる動きが練習できる組み合わせになっている。聞こえやすいように、口を上下左右に動かしながら発してみよう。

   

「おあおえういあおえう」

「こかこけくきかこけく」

「そさそせすしさそせす」

「とたとてつちたとてつ」

「のなのねぬになのねぬ」

【ミドルボイス発声法】

   おでこの位置に口があるような意識で、5メートル先へ、放物線に声を飛ばすような感覚で発声する。

【ハミング】

   「んーんーんー」という音を出すとき、鼻が痒(かゆ)くなるように振動する。

これは通る声を作るのに、鼻腔の共鳴を利用するために行われる。

「ナ行」「マ行」は、鼻から息を抜かせながら出すことから、鼻音といいます。これもトレーニング次第でよく通る、アタリが明確な声になります。それを身につけるには、裏技があります。それは、「ん」を利用することです。「んなー」「んニー」「んヌー」「んネー」「んノー」「ンマー」「んミー」「んムー」「んメー」「んモー」と、直前に「ん」をつけることで、鼻腔をうまく鳴らすことができるのです。そして「んナー」「んナー」「んナー」「んマー」「んマー」「んマー」というように、しっかり鼻にかけて発声していきましょう。

   以上となる。やることが多いように感じるが、思いの外、やり方はかんたんに覚えられる。むしろどのように継続していくかがカギとなろう。

人に好かれる「声のマナー」41のルールとタブー――1秒で人をその気にさせる声の出し方

人に好かれる「声のマナー」41のルールとタブー――1秒で人をその気にさせる声の出し方

  • 作者:白石 謙二
  • 出版社/メーカー: 講談社
  • 発売日: 2010/06/30
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)