【感想】面倒くさがり屋の僕が3ヶ月で英語を話せるようになった唯一無二の方法   須藤元気

 元総合格闘技の選手であり、現在、拓殖大学レスリングコーチを兼任している参議院議員須藤元気氏。ミュージックグループを結成したり、魚屋や英会話スクールを経営と、肩書を書き加えると終わりが見えないのでここで締めるが、彼は、堀江貴文氏と同じように、他動力を実践しているお仁である。

 その須藤元気氏が実践し、書籍に落とし込んだのが、この英会話である。私は、彼が地上波の格闘技大会に出場する前のパンクラス(格闘技団体)に所属していた時から知っており、須藤氏はアメリカへ格闘技留学をしていた経歴を知っていたので、英会話は得意かと思っていたが、そうでは無かったことを本書で知ることとなった(どれくらい英語が不得意であったかは、本書を手に取って確かめてほしい)。

 そんな須藤氏が、どのようにして英会話をモノとしたかが書かれているのが「面倒くさがり屋の僕が3ヶ月で英語を話せるようになった唯一無二の方法 」である。

 その唯一無二の方法を乱暴に要約すると、

 

自己紹介イングリッシュを徹底的に磨くこと

 これに尽きる。本当にこれだけと言っては暴論に聞こえそうだが、本書の要点はこれ。

 色々な英会話教材を手にとっては、最初の3日は頑張り、その後はたまに教科書の存在を気にかけながら、いつの間にか英会話関係の教材はクローゼットの隅っこでホコリをかぶっているという英会話学習者は多いと思う。

 そんな方こそ、須藤氏の提唱する自己紹介イングリッシュは役に立つ。なぜなら、無駄な作業を多く削ぎ落とし、三ヶ月で結果を残すことを主眼としているから。次回、自己紹介イングリッシュの具体的な方法について、本書を引用して、紹介していきたい。

(続く)